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MEN OF THE YEAR 2018 –イ・ドンウク
2018-11-22

イ・ドンウクは普遍の感覚を忘れない。ただ彼の職業が少し特殊なだけだと言う。

GQ KOREA 2018.11.21

 

数日前が誕生日でしたよね? おめでとうございます。誕生日はどう過ごしましたか?

前日は友人たちと焼酎を飲んで, 当日は家でひとり何もせずに過ごしました。

静かに質素に過ごしたんですね。

記念日に何かしたりするのは苦手です。その日もただ (チョウ)セホや親しい後輩たちが兄さん誕生日なんだから夕飯は一緒に食べましょうと言って呼ばれたので出ただけです。ハハ。プレゼントは何がいいって聞かれたけどいらない, 買って来るなって言いました。

それで, 今回の誕生日にプレゼントはひとつもなかった?

ひとつだけもらいました。トリュフの塩。使い勝手がいい。サムゲタンに入れたり,チキンにつけて食べたり。最近は主に家で一人飯をしているので, いいプレゼントでした。

最近主に家に独りで過ごす理由は何ですか?

実際最近の僕の気持ちがこうなんです。人の中にいれば憎まれることはないのかあらぬ考えやマイナスな感情がじわじわ湧いてきて。<ライフ>をやりながら手に負えないことやつらいことが多かったし, 自分に対する失望も感じたし。それで委縮してしまった状態のようです。

<ライフ>は話がすすむほど山に登ってしまった感が強かったけど, 私は信念を守るイェ・ジヌが好きでした。イ・ドンウクから愛に溺れる姿じゃなくそれとは別の姿を観られたのがよかったです。

それでこの作品を選んだのですが, 僕がキャラクターを表現する上で物足りなかったのではないかと思います。それ以外のことを非難したくはないです。プライドが落ちて自らを信頼できないことが最も大きな問題なのですが, 結局答えはなかったです。僕が動くしか。

動くという言葉がいいですね。

ずっと落ち込んでいても何も解決しないですから。次回作も決まったので, また別の作品で異なるキャラクターとぶつかってみて僕が感じた壁を打ち破らなければ。野球で負けているチームが逆転するにはホームラン一発でしょう。ホームランになるのか, ヒットになるのか, ファールになるのかわかりませんがとにかくボールを打ってみなければ。

次回作<真心が届く>では恋愛に奥手な弁護士役を演じますよね?

恋愛をしたことがあるのかもわからない人物です。6年ぶりの本格的なラブコメですが, 僕が韓国の歳で三十八歳なのでラブコメはもしかすると最後になるんじゃないかな。ハハ。もっと歳を取れば恥ずかしいのでできる時にやってしまおうと。

恥ずかしいとは同意できませんね。俳優イ・ドンウクは歳を重ねるごとに魅力的になっていますけど。

ハハ, 管理の大切さ?

デビュー当時の作品をまた観てみると, 若い頃はぶっきらぼうで荒っぽいイメージですよね。今のイ・ドンウクには若干諦観したような憂鬱さと言うか, 荒波を経た後の不純物が沈殿し透明になったような美しさがあるようです。ただ単に容姿の問題だけではないようです。

19年間色んなことを経験しましたから。葛藤もあったし, 失敗もしたし, 誰かと付き合ったり, 別れたりもしました。誰かと付き合うともうこれくらいでいいだろうと感じる時があるでしょう。一緒に感じる時もあるし, 片方だけが感じる時もあるし。そんな過程を繰り返すと最後には嫌な気持ちはなくなってお疲れさん。お前だってつらかったんだろうという気持ちだけが残る。そんな気持ちが薄らいでくると激しかった頃が懐かしかったりもしますね。

涙はよく流しますか? 韓国で涙の演技が最も上手な男優のひとりと思うのですが。

一年に一度も泣きませんね。最近で泣いたのは三年前?

なぜ泣かないのですか?

マイナスな感情を隠すことが癖になってしまって。不快な思いが表に出してしまえば周りに迷惑がかかるでしょう。でも,どうしてひとりでいる時も泣かないんだろう? 感情が枯れてしまったのでしょう。ハハ。

周りに迷惑をかけたくないと。

そうです。僕が不誠実な態度を取る瞬間, 僕とつながっている人もみんなつらくなる。例えば僕が体調が悪いと言って今日の撮影をキャンセルした。すると多くのスタッフ, 関係のある人たちがどうなりますか? 約束を守らなかったり, 葛藤を作り出したり, 撮影現場を放棄したり, 僕は一度もやったことはないです。文句を言う時はありますけど。

基本的に人に対する配慮が身についているのでしょう。インタビューがはじまる時も寒くないかって聞いてくれるし, 座りやすい椅子も譲ってくれるし, テーブルとして使えってあまった椅子まで運んでくれるのを見て驚きました。それらは普通記者がやることなのに先手を打たれてみたいで。

えい, そんなことなんか, 不便そうだったので。撮影の時もドラマのスタッフたち, 僕個人のスタッフの状態がどうなのかよくチェックするほうです。僕はそれらが配慮ではなくただ社会的な常識なんだと思います。そうでしょう。僕の職業が少し特殊なだけなんです, 僕も普通に社会生活をする人たちと同じです。お互いが気まずくなることがないように相手の立場になって気を使っているの

相手の立場になって?

はい. これはたぶん母のおかげだと思います, 幼い頃いつも友達に迷惑をかけるなと言われました。幼稚園の時から他の園児たちよりも頭ひとつ大きかったんです。小学校, 中学校, 高校に至るまでずっと背は大きいほうでした。なので僕が友達をいじめるんじゃないかと心配したのか, つねに他の子どもたちの気持ちを考えなさいと言っていました。そんな態度が今も残っているようです。

相手の立場になって考えることができる人は視野が広いと言います。世間の動きにも関心が高いですか?

ただ, みんなが見るくらいはニュースも見ています。最近関心を持ったのがアメリカの上下院議員選挙です。民主党は民主党なりに, 共和党は共和党なりに自分たちの勝利を予測していますが結果がどうなるのか。韓国の状況とも密接にかかわってくるので関心を持たざるをえません。

韓国の立場では南北関係のために脈絡が複雑に絡んでいますから。

そうです。南北問題のためにも共和党が頑張ってほしいけど, トランプが自国ファーストの政策を取っていることを考えると歓迎ばかりはできないし。今後韓国の外交的なスタンスがとても大切だと思います。しかし, 近頃不思議に思うことがあります。南北関係が平和になればなるほど経済的にも安定しなければいけないのにかえって不安定になっているのはなぜでしょう。

内需の不振が大きな理由だと思いますが, 国際情勢とも緊密につながっているのでしょう。

だから視野を広げるべきだと思います。最近はあまりにも多くのニュースがあふれ出ているので取捨選択をしてしまいます。同じ事件でも異なるフレームで, 恣意的なメッセージを伝えようとするので。

至る所にフェイクニュースがあります。真実とは何だと思いますか?

それがとても難しいです。僕が信じている真実が真実でないこともありますから, あれは本当なのかと疑ってかかるほうです。ペンは恐ろしいものです。人々の考えを左右することができるから, 問題は僕が考えていることが正義でない場合もあるし…陰謀論者みたいですか? ハハ。そんななかであるニュースが何を語ろうとしているのか色分けできる判断力が生まれるみたいです。

いつか記者を演じてみるのはどうですか?

それはいいですね? 探査報道専門記者やルポライター。僕が記者たちを取材してみたいです。映画<スボットライト>で記者たちの勇気に感銘を受けました。

思えばこのような話題でお話を聞けるなんて思ってみませんでした。

でも誰もが世の中に関心を持つ程度にすぎません。今のアメリカの状況はどうなのか, 韓国経済はどうなのか, 誰もが関心を持っていますよね? 違いますか?

自分のこと以外には関心のない人たち, 意外に多いですよ。世界と私は切り離せないにもかかわらず。

同感です。どんなことも切り離して考えられません。幼い頃から投票することをとても大切なことだと考えていました。投票権が与えられた後からは投票権を行使できるあらゆる選挙に投票して来ました。僕が生きているこの世の中は政治とは切っても切れないしすべてが歯車のように回っているのですから, 僕ひとりが行使できる最小限の権利であり義務は必ず守り通したいと思っています。それに税金も一生懸命払っています。

投票権の行使, 誠実な納税. 市民意識が強いですね?

特別な意識があるとかそんなことではないですよ。ただ人と同じくらいやってるだけですから。

人と同じくらいという言葉もよく使いますね。常識を重んじる人のようですが?

常識的な生き方, 常識的な生活, 僕の職業に必ず必要な部分なんです。この職業は僕ひとりだけにはまりやすいのです。しかし僕は俳優であるだけでなく社会人イ・ドンウクとして生きているのですから。

社会人イ・ドンウクの普遍的で常識的で人間的な答えを聞いていると楽しいです。俳優イ・ドンウクとしては何を大切にしていますか?

こんなことありませんか。結果物を共同で作っていますよね。スタッフ, 同僚たちの思いがある地点でぴったりはまっていい結果物が出る時があるんです。ワンカットでも, ワンシーンでも, そんな時とてもうれしいです。スタッフ, 同僚たちとその満足感を分かち合う喜びは言葉では言い尽くせません。

ドラマも映画も共同作業ですから。

その通りです。絶対にひとりではできない職業です。でもたまに作詞, 作曲, 歌までひとりでこなすミュージシャンを見ると羨ましい時もあります。ハハ。

今日の撮影はみんなの気持ちが合わさったワンカットが出そうですか?

出そうですね。晩秋の天気もいいし, 陽の光もよかったし, 服もポーズも斬新でしたし。実際僕が口出す領域じゃないので現場ではあまり写真を見ません。後になって本を見ればわかるでしょう。これだな、なんてね。

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